あなたは実印を作ったことはありますか?
実印を作らなくてはいけないのだけど、はじめてなので全く分からない!!
そんな方に男性用実印作りのポイントをまとめてみました。
▼目次
男性用実印のおすすめサイズ
実印は他の印鑑(銀行印や認印)よりも大き目に作る大切な印鑑ということで15mm以上が一般的なサイズです。
最近ではより大き目サイズの方が見栄えが良く堂々として見える、という理由でひとまわり大きい16.5mmや18mmサイズで作る方が多いようです。
このように、多くのハンコ専門店では男性用実印のおすすめサイズは16.5mmと18mmとなっています。
縁起を担ぐために大きくする説もある
実印の円の直径が大きい方が縁起良く見栄え良く感じるそうです。ビッグイベントで交わす大切な書類でこそ出番がある実印ですので、大きいサイズだと堂々として見えます。堂々とした見た目の方が見栄えもいいですからね。大きいサイズの実印の方がより自信がみなぎっているのが伝わったりするかもしれませんね。
夫婦でサイズを分ける
昔から、ご主人の実印は、奥様の実印より一回り大きめサイズで作ることが推奨されています。おそらく縁起担ぎだと思いますが、男性は女性よりも大き目サイズを選ぶ方がバランスが良いとされているようです。奥様の実印が15mmであれば、ご主人は一回り大きい16.5mmにすると見栄えもいいですし、外観からどちらがご主人の実印かわかりますね。
更に大きなサイズも作れます
印鑑登録の条件では、陰影の直径が「8mmの正方形に収まらず、25mmの正方形からはみださないもの」と規定されていることが多いです。なので、16.5mmなどに縛られずに8mmの実印を作るのも良しですし、25mmの実印を作るのも良しです(実際に見たことないけど・・・)。
会社経営者の方やこれから新規事業を始めるために実印を作りますって方の中には、21mmや24mmサイズを選ばれる方もいるようです。経営者なら契約の場や重要な書類に押印する機会が多いので、大きなサイズで信頼感を持ってもらえるというメリットもありますね。
男性用実印の文字の彫り方
男性の実印は、「フルネーム」で作りましょう!
もちろん苗字のみ・名前のみで実印を作ることはできます。
しかし、防犯上・家族間の間違えの防止のためにもフルネームで作ることを強くおすすめします。
「実印をフルネームにするべき理由」について説明しております
➡実印をフルネームにするべき理由。完全無欠なオリジナル実印をつくろう!
文字を彫る方向は「縦書き」で
男性用実印は、縦書きで彫刻します。
縦書きの配置は、「成長・発展・繁栄」を意味するとされます。
ちなみに、横書きの配置は、「安定」や「守護」を意味されており、女性用実印だと横書きがおすすめされることがあります。
フルネームで縦書きで彫る場合、苗字と名前が横並びに彫られますが、右側に苗字・左側に名前となります。
おすすめ書体は「印相体(吉相体)」
書体は様々ありますが、一般的には以下の6つの書体の中から好きなものを選ぶことができます。
普段使われている認印やシャチハタなどは「行書体」や「楷書体」が多いのではないでしょうか。
それはなぜか、読みやすいからですね。
あと、よく使われている書体でもあるので大量生産に向いています。
つまり、悪く言うと「複製されるリスクが高い」です。
なので、私は上記の6つの書体のうち左3つを選ぶことをおすすめします。
特に、一番左の「印相体」をいちばんオススメします!
印相体は、篆書体から意匠化・派生した書体で、円周に文字が接するのが特徴であり、八方篆書とも呼ばれます。重量感や安定感のある書体となり、接点の多いことで欠けづらい利点や偽造されにくいなどから、印鑑用の優れた書体として大変人気があります。
また、印相体が「吉相体」、と縁起のよさそうな別称を持つ所以は、文字が外枠と接し、外へ外へと伸びるデザインであることが一つ。そして、印鑑の丸い枠の中に文字がぎゅっと詰まってデザインされた文字であることが一つ。日本人の心情として、大切な物や大切な節目や場面で縁起を大切にしたい、という伝統や風習から培われた書体なのです。
書体だけでも偽造リスクや耐久性が変わってくるのは驚きですね。とても複雑な形をして欠けにくい「印相体」、どうですか?
実印にはどんな印材(素材)が良いのでしょう?
印鑑の素材は木材から骨から宝石から・・・たくさん種類があって迷いますよね・・・!
そうですね、あなたが気に入ったものを選んでください!!(放任)
予算や好みがあるので「これにしたほうがいい!!」なんて言えません。
それに、実印は「自分だけのオリジナルの印鑑」です。上では防犯上の理由等でこうしたほうがいいよ!と説明しましたが、この印材に関しては自由です。自分の個性を出せる絶好の機会です。
「素材にはこだわりがないから安いのでいい」っていうのもアリですし、「一生ものだからここは奮発する!」もアリでしょう。
なので、「大切な人生のタイミング」で作る「一生使うもの」と考えて、長く愛用できる自分に合った素材を選んでいただければ、と思います。
印鑑の素材はほんとに種類が豊富です。今回はその中から良く注目されている素材をご紹介します。
実印と言えば!で選ぶなら・・・
重要な場面で使う実印と考えると、やはり丈夫で綺麗に押印できる素材がよいですね。昔から使われている伝統印材の中から選ぶなら、牛角白(うしのつのしろ)はいかがでしょうか。
誰にでも好まれるなめらかな質感を持っており、水牛の角の中では特に硬質で、粘りがあります。水牛の中でも、茶系のラインが殆ど入らない極めて貴重な「純白」と称される印材です。
予算を抑えたい!そんなあなたには・・・
実印を買いたいけどそんなにお金かけれない!という方には柘(アカネ)なんてどうでしょうか。
柘は繊維分の密度が大変緻密で樹種の中では大変硬く程よい粘りを持ち、印鑑の彫刻に向いている材質です。使用後のお手入れ等をまめに行っていただくことで永く利用することもでき、捺印性もよくコストパフォーマンスの高い材質です。ただし、老化しやすいのが短所です。
もし、柘がいいなと思ったけど耐久性が気になるようでしたら薩摩本柘植はどうでしょう。
柘の中でも最高級品なのが薩摩本柘であり、成長が遅く繊維がしっかり詰まっていることから、並みの柘より硬度も高く扱いやすいです。とても粘りがある印材ですので、美しい印影を施せます。
程よい値段で高品質な印鑑をお求めであれば・・・
予算はかけれないけど高品質な実印を手に入れたい!!そんなあなたには、優良印材の黒水牛がおすすめです。
無着色の天然素材が生む柔らかい黒色と、かすかな縞目は愛好家も多く、品質としても高品質のものを使用しております。漆黒の印鑑に朱の赤が美しく映え、誠実できちんとした印象も与えてくれます。
丈夫さで選ぶなら・・・
実印に求められるのは、一生ものだからこそ丈夫で欠けに強いことは必須条件。欠けてしまうと、印鑑登録されてある印影と一致しなくなるため、実印としての効力を失ってしまいます。
「欠けない」印鑑ならチタン印鑑や金属性の印鑑などがいいのではないでしょうか。
チタンは適度な重みで捺印性に優れ、耐久性にも優れた重厚な質感の印材です。磨耗して印影が変わることもほぼなく、美しい印影を長年にわたって保つことができます。木材ではないので、水洗いすることもできるため、いつまでも清潔感を保つことが出来るのもチタンならではですね。
実印にも個性を出したい!!運気を高めたい!!そんなあなたには・・・
最近では水晶をはじめとした宝石を実印にする人が増えているようです。
タイガーアイは洞察力・決断力を養い情緒豊かにすることができる石としてビジネスマンや起業家などに人気で、ラピスラズリは、厄除けとして、そしてあらゆる幸運を呼び寄せると言われ、自分に自信を持たせたいなんて人に人気のようです。他にも様々な種類があり、どんな縁起を担ぎたいか、どんな色にしたいか、どれにするか考えるだけでもワクワクしますね。
男性用実印のつくり方まとめ
いかがでしたか?実印は普通に生活していたら使う機会がかなり少ないため、実印作成なんて恐らく一生に一度の機会だと思いますし、一生おつきあいする実印ですから、なおさら「ちゃんと知って」作る事が大切です。マイカーを買う、マイホームを買う、それくらいのビッグイベントなんだと、そんな心意気を大切にしていただきたいと思うのです。
1.サイズ:15mm以上が一般的。男性は16.5mm・18mmが良く似合う。
2.文字の彫り方:フルネームで偽造防止を。
3.文字を彫る方向:「成長・発展・繁栄」を意味する「縦書き」で。
4.書体:耐久性・縁起の良い印相体。
5.印材:「一生もの」を意識して自分が好きになれる素材を。
そもそも「実印」ってなんなの?って方はこちら!
「実印をフルネームにするべき理由」について説明しております
➡実印をフルネームにするべき理由。完全無欠なオリジナル実印をつくろう!
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