文鳥ファンのアナタ!!(決めつけ)
大変お待たせいたしました!!
今回は文鳥の換羽の時期や換羽期の文鳥の行動などを
かわいい文鳥のちよさんの体験談を基に、まとめていきます。
換羽期には個体差があるから心配しないで
換羽←「とや」と読むらしい
そもそも、換羽という文字「とや」と読むらしいです。マジカ
いやいや、「かんう」でしょ!?とうアナタ、同志ですね・・・!
「とや」で変換しても「換羽」って出ないですもの(;´・ω・)シラナカッタ
そもそもなぜ換羽を「とや」というのか?
調べてみたところ、羽のはえかわる時期には、体力を消耗させないため、鳥小屋である『鳥屋』(トヤ)に鷹狩に使う鷹を安静にしていたので、『鳥屋』(トヤ)が羽のはえかわりを指す言葉になったという説があります。
文鳥ファンの間では「とや」派と「かんう」派がいる模様・・・。
どっちでもよかろうなのだ!!!
1年に1回換羽します
「換羽」とは、古い羽が抜け落ち、新しい羽に生え替わることをいいます。
文鳥では、1年に1回換羽があり、全身の羽が生え替わります。
そして換羽は一生続きます。
時期はだいたい春から初夏ごろ、3月~6月に起きることが多いです。
もちろん個体差はあります。
うちの子は6月に半月かけて換羽しました。
2017年6月初旬。
ケージ下に羽が落ちていることを確認。
頭と頬がとてもツクツク・・・。この時期よく噛まれました(笑)
2017年6月下旬
半月できれいな毛並みになりました!
換羽期が終わると今まで以上に自ら手乗りしてくることが多くなりました。
換羽は、発情期が終了するとはじまります。
そして換羽期はだいたい1ヶ月かかるといわれています。
うちの子は早めでしたね。これにも個体差はあるようです。
1ヶ月かかるのは、少しずつ生え変わっていくためです。
一気に羽が抜けたら飛べなくなってしまいますからね。
飛ぶことができるように、少しずつ時間をかけて、生え替わっていくのです。
換羽は一生続きます。
とくに体力があまりない老鳥や病鳥は、換羽期は1ヶ月よりも長く、2~3ヶ月かかるようです。無理しない程度にゆっくり生え替わっていきます。
不規則に換羽しても焦らない!
全ての文鳥が春から初夏にかけて換羽を迎えるわけではありません。
秋から冬にかけて換羽する子もいれば、年に何度も換羽する子だっています。
それって病気じゃないの!?と心配してしまうことがあるかもしれませんが、焦らないでくださいね。
また、抜ける量や換羽の長さも個体差があります。ガッツリ抜けていく子もいれば、ほんと少しずつ抜けていく子もいます。
なぜ不規則な換羽が起こるのか?
これには人間とともに過ごす室内飼いの文鳥ならではの理由があります。
- 年中快適な空間で生活を送れているから
- 飼い主が不規則な生活をしているから
- ホルモンバランスが乱れているから
ホルモンが減少したり、増加したりすることによって、換羽が始まるといわれています。
ホルモンの量は日照時間が長いか短いかによって左右されるので、なるべく文鳥のお部屋の明かりも太陽の日照時間に合わせて変えてあげるのが望ましいようです。
とはいえそんなことをしてたらニンゲンは夜真っ暗の中明かりをつけずに生活をしなければなりません(無理ですね)。
また、私のように日中は仕事で家を留守にしてる人は夜家に帰ってから放鳥するはずです。文鳥も夜遅くまで起きていることになるので、ホルモンのバランスが崩れて換羽期がズレるということもあるようです。
あと、室内飼いの文鳥は年中快適な空間で生活を送れています。
野生の鳥は真夏の灼熱の暑さに耐え、真冬の凍える寒さに耐え頑張って生きています。
しかし、室内飼いの文鳥は、夏はエアコンが快適な室温を保ってくれて、冬は保温電球が優しく温めてくれて、年中飼い主の熱い愛情を受けています。
だから室内飼いの文鳥にとっては年中楽園にいるようなものです。
春が一年中続いているようなものなのです(笑)
だから通常の換羽期とズレてしまうのは仕方のないことなのです。
無理矢理春に換羽させるためにベランダや外で飼うなんてやめてくださいね。論外です。個性を大事にしてあげてください。
私たちにできることは、換羽期の文鳥さんをしっかりフォローしてあげること、それが大切なのです!
換羽期の文鳥にみられる行動
換羽期は羽がよく抜けて、ハゲになります(笑)
毎日ポリポリ掻くし毟るし、飼い主は心配になりますよね。
よく怒ります
かゆいし禿げるからか、とにかくイライラしています。
換羽期が始まると終わるまで毎日イライラしています。
突然キャルルル!!!と威嚇してきたり、ニンゲンの皮膚を執拗に噛んできたりします。ささくれを千切られたときは泣きそうになりました(笑)
かなりストレスが溜まっているからか、飼い主へのDVが止まりません。
とはいえ、きつく怒鳴ることはしません。文鳥さんが委縮してしまうといけないから。
きつく怒鳴りませんが、低い声で「痛いでしょ~」とゆっくり言います。文鳥さんの目を見て。余裕があれば保定して諭します(無理は禁物)。
そっとしておいてあげることが一番でしょう。
よく眠ります
よく怒って疲れ果てて寝てしまいます。
よくウトウトしています。換羽にも体力を使うのでしょう、寝て体力を温存させていますね。
そんな時は無理に起こしたりケージから出さず、じっと見守ってあげましょう。寝る子は育つ、みたいな。
体温調節がしにくくなります
羽が抜けるため、寒さを感じやすいようです。
もし羽を膨らませて寒そうにしていたら、布をかけてあげたり、保温電球などでケージ内の温度を調節してあげましょう。
食欲旺盛!よく食べます
換羽期の文鳥さんは普段よりよく食べます。
この時期は新しい羽根を作るための栄養が必要になるので、いっぱい食べて栄養補給をしているのです。餌が切れないように注意しましょう!
この時飼い主ができることは、栄養のあるものを与えることです。
普段からあげているごはんはそのまま与え、ボレー粉と青菜を追加しましょう。
青菜は小松菜やチンゲンサイ、豆苗などがおすすめです。
ボレー粉は貝のカキの殻を砕いたもので、文鳥に必要なカルシウムやヨードを補給するためのものです。粒の大きさにもよりますが、1日10粒程度を目安に、エサに混ぜて与えましょう。
ヒナの換羽
ヒナから成鳥になるまでに、ヒナ換羽が一度だけあります。
ヒナ換羽は生後2~3ヶ月から始まり、生後半年くらいには終了します。
ちよさんは生後2ヶ月半を過ぎたあたりからヒナ換羽がはじまり、毛艶の素晴らしいシルバー文鳥になるまで約2ヶ月かかりました。
当時の写真を見ながら振り返ってみましょう。
2016年11月8日
ちよさんをお迎えして4日目、はじめて手のひらで落ち着いてくれた時の一枚です。
見ての通り、シルバー文鳥というより白ですね(笑)
ここからシルバーになるなんて想像もつきませんでした。
それからすくすくと成長して頭がシルバーがかってきたかな?と期待していたつかの間・・・
2016年12月20日
ヒナ換羽が本格化。
!?!?
ちよさん、大丈夫?
心配するほど羽がよく抜けました。顔が恐竜みたいでびっくり。
大丈夫やんね・・・?と心配しながらも、室温には最大限注意して毎日ボレー粉や青菜を与えていきました。
飼い主は毎日突かれささくれを引きちぎられていましたorz
お互い我慢だね、ガンバだよ!!
2017年2月9日
ヒナ換羽終わり!お疲れ様!!
ひどかった頭や頬のツクツクがなくなり、触り心地の良い毛艶最高のシルバー文鳥になりました・・・!!
見てくださいこのどや顔(親バカ)
ヒナ換羽が終わってから、毎日手乗りを要求するようになりました。本当にかわいいやつめ(*´ω`*)
さいごに
換羽は文鳥にとってしんどい時期です。
毎日イライラしてキレてくるので、飼い主も大変です。
けれども文鳥さんはとてもがんばっています。
私たちニンゲンは小さな巨人の成長を見守って、出来る限りのことはしてあげなければなりませんね。
文鳥さんが頼れるのは大好きな飼い主だけですから。
この大切な時期を一緒に乗り越えることで、文鳥さんと飼い主との絆がより一層深くなっていくことでしょう。