ウサギさんの避妊手術はとても大事!最後まで飼育するためにウサギさんのためにもご検討を。

ホーランドロップのうさぎ静子20170831

メスのウサギさんの避妊手術の重要性について

メスのウサギさんを飼育する場合において、避妊手術を実施することは極めて重要であると考えます。避妊手術(卵巣子宮全摘出術)は、ワンちゃん猫ちゃんの場合には極めて一般的な手術となっており、ワンちゃん猫ちゃんに対して避妊手術を行うことを飼い主が選択することは、飼育する上での常識となっていると言っても過言ではありません。

一方で、ウサギさんの場合には、現在においても避妊手術の選択は一般的にはなっていないのが現状です。

この理由はいくつかあると思いますが、一つはウサギさんの避妊手術を実施する獣医師がまだ少数であるということが挙げられると思います。

この点については、今後の獣医師たちに期待するしかありません。もっと増えて~!

次に、飼い主の側において避妊手術に対する危険性に対する必要以上の危惧があるのではないかと思います。ウサギさんに避妊手術をしていない飼い主から『麻酔をかけたらウサギは死んでしまうのではないか』とか、『開腹手術自体に耐えられないで死んでしまうのではないか』など聞いたことがあります。

少なくともまともな動物病院であれば、避妊手術のウサギに対する危険性と犬や猫に対する危険性に差はないはずです。

心配であれば避妊済みのウサギさんを飼っている飼い主にお勧めできる動物病院や獣医師さんを教えてもらうと良いでしょう。身近にいないのであればSNSを利用するのも手です。

ウサギさんはがんを患いやすい動物

ウサギさんの避妊手術は、危険性が同等の犬猫と比較して、その重要性、必要性が極めて高いという点にあります。

その理由は、中高齢期になったメスのウサギさんには、子宮や卵巣の主に腫瘍性疾患の発生率が極めて高いことが挙げられます。

特に子宮腺がんや乳がんなどを患う事が多いです。これは犬猫の場合を遥かに上回る高い確率です。

乳がんの症状と原因は

乳がんは、ホルモン異常や遺伝が関わるとされています。

乳腺にしこりができて、進行するとその部分が裂けて出血することがあります。

肺やリンパ節に転移しやすいと言われていますので早期発見が重要です。

しかし元気がなくなったり、食欲が低下したりといった明らかな症状が出ないのが特徴と言われています

また子宮の疾患(子宮がんなど)と関連して起こることもあるので注意が必要です。

子宮腺がんの症状と原因は

子宮に悪性の腫瘍ができます。

メスうさぎの死因の半数以上とも言われています。

この場合、しこりとしては発見できません。

しかし進行すると陰部から分泌物が出たり、出血したりします。

放置すると全身に転移する可能性があり、元気がなくなってきて食欲も低下していきます。

また似た症状が起きる病気に「子宮内膜炎」があります。

同じく陰部から血液のような分泌物が出て気付くことが多いようです。

どちらも3才以降にかかる場合が多いとされており、年齢とともにリスクが高まっていきます。

乳がん・子宮腺がんの予防と対処法は

乳がんは、がんの除去手術や化学療法が施されます。

子宮腺がんは、卵巣と子宮の摘出手術が行われます。

早期発見がとても重要になります。

定期的に健診を受けておきましょう。

繁殖の予定がなければ、生後5~8ヶ月から3才になるまでの間に避妊手術を受けることも1つの方法です。

体力的には1才~1才半ぐらいまでがベターと言われます。

わかりずらく、気づいてからでは遅かったりする

以前うさぎさんを飼っていた飼い主さんから聞いた話です。

飼い主さんはウサギさんに避妊手術をしていませんでした。

「手術なんて痛いこと、この子にさせるのは酷だわ!そんなの必要ない!」

そう思い、避妊手術をせず毎日うさぎさんを可愛がっていました。

4才を過ぎてからウサギさんの体調が悪くなっていきました。

ある日、トイレに血が付着しているのを発見し、飼い主さんは慌ててうさぎさんの状態をチェックしました。

陰部に血が垂れていたので、これはまずいと思いうさぎさんを診てくれる最寄りの動物病院へ駆けつけました。

 

ウサギさんの子宮や卵巣からがんが見つかりました。

 

そして残り数ヶ月の余命宣告をされました。

手術をすることを勧められましたが、手術をさせませんでした。

確実にがんがなくなるとは限らないですし、手術をさせるのが怖かったからです。

 

 

がんが見つかってから2ヶ月後、ウサギさんは亡くなりました。

 

あまりにも早いお別れで飼い主はさんはしばらくの間ペットロスになっていたようです。

「やっぱり手術させてあげたらよかったかな」

話してくれた時も、後悔していました。

 

現在は新たに女の子のウサギさんをお迎えして、生後半年を過ぎた頃に避妊手術をしたようです。

その子は現在も元気にしているようです。

 

繁殖目的でないなら避妊手術をさせるべき

あくまで私の私見です。

ペットとしてお迎えした子とは長く健康に生きてほしいので、出来る限りのことはしてあげたいと思っています。

避妊手術をするメリット

①望まない妊娠の回避

オスメスの多頭飼いをしている場合で、お互い去勢・避妊をしていない場合、子作りをする場合がります。動物だもの。

ウサギさんは性欲が強いと言われていますが、オスはメスの発情に合わせていつでも繁殖ができるようです。スゴイ!!

メスは2週間の発情期間と2~4日の休止期間を一年中繰り返しており、ほぼいつでも繁殖できるということになります。

そして、ウサギさんは一度に10羽以上産んだりすることがあるほど、たくさんの子供を出産することができます。スゴイ・・・

1羽や2羽ならいいかなーと考えているかもしれませんが、それ以上に出産したらちゃんと面倒をみれますか?産まれすぎたから里親に出すなんて甘い考えはナシでお願いします(捨てるのは論外です)。

もちろんヒト以上に出産にはリスクがあります。

我が子に妊娠を望まないのであれば、避妊手術をしてあげるべきでしょう。

 

②ホルモン関連の問題行動(スプレー、けんか、攻撃性など)の軽減

メスでもスプレー行為をします。

うちの静子さんが生後半年を経過してから気になり始めました。

へやんぽ(室内のさんぽ)時にはトイレを用意しているのですが、お迎え当初からきちんとトイレでしてくれていました(たまにおもらししてしまうことはありましたが・・・笑)。

しかし、最近はトイレの失敗(?)がよく見られたのでなんでだろうなと思っていました。部屋はキレイにしているし、ストレスを与えるようなことはしてないはずだし。

調べてみるとメスでもスプレー行為をするようです。

理由は、思春期を迎えて、縄張りや優位性を示している行動と考えられるようです。つまり「ここはワタシの縄張り!」「これはワタシのモノ!」と主張しているのでしょうか。私とバロガさんの膝によくかけてくるんですよね・・・。

 

また、バロガさんの腕や脚にまたがって膝をカクカクさせたり。静子さん、本当にメスなの!?

これはマウンティングという行為で、発情や繁殖期に行う場合が多く、縄張りや優位性を示す行動のようです。

 

これらは避妊手術をすると性格が穏やかになり、これらの行為が減ると聞きます。

 

あと、メス特有の行為で「偽妊娠」という、妊娠していないのに、妊娠した時のような行動をとることがあります。

牧草や布などで巣作りをはじめたりするのですが、ひどい場合だと自分の毛をむしって作ることがあります。絶対に痛いですよね・・・。

また、偽妊娠の最中は、乳腺が活性化して、乳腺が赤く腫れたりなどのトラブルを起こすことがあります。何度も繰り返してしまう場合、乳腺炎、子宮がんなどのホルモン系の病気に陥ることも。

偽妊娠についても避妊手術をすることで防ぐ事ができます。繁殖させないのであれば、つらい偽妊娠をさせないよう、手を打ってみてはいかがでしょうか。

 

③生殖器関連の疾患の予防、リスクの軽減

避妊手術の一番のメリットは、病気の予防でしょう。

 

うさぎさんはワンちゃんや猫ちゃんに比べ病気にかかりやすいです。生殖器関連の疾患は4才を過ぎてからそのリスクが急激に上がります。

子宮疾患の出る年齢のピークは6才頃といわれており、早い子では1才半で発症してしまったケースもあるとのこと・・・。

ときわ動物病院ブログ「子宮疾患」(卵巣と子宮の写真アリ)

がんにかかってしまうことが多く、その多くが子宮や卵巣と言われています。

 

メスのうさぎさんで、子宮系の病気にかかる確率は

4才以上で50%以上・・・!

5才以上で80%以上・・・!!

と言われているようです。。。

この確率は妊娠を経験していないメスウサギさんのものです。

子宮系の病気の主な原因は、妊娠を経験しなかったことによってホルモンバランスが崩れていくためです。

ホルモンバランスの乱れは病気だけでなく、攻撃性を高めてしまうなどウサギさんにストレスを与えてしまうものです。

 

避妊手術では子宮と卵巣を摘出するため、がんに侵されるリスクが軽減されます。

 

デメリット

①全身麻酔をかける上でリスクを伴う

うさぎさんの避妊手術は全身麻酔による開腹手術です。

しかし、うさぎさんは麻酔が効きづらい上、身体が小さいため麻酔の量の調整が難しいそうです。麻酔の量を間違えると麻酔から目覚めなくなるリスクはゼロではありません。

②手術・術後のストレス

飼い主は良かれと思って手術に向かわせますが、うさぎさんにとってはたまったものじゃないですね。「なんでこんなひどいこと!」とストレスをためるのかな?避妊手術後は動物病院で1泊させて、翌日にお迎えするのが通常です。動物病院のスタッフさんたちが手厚く看てくれるとはいえ、飼い主のいない知らない場所で一晩過ごすのはストレスがたまるでしょう。

また、術後1週間はお腹に糸が残っているのでそれにイライラしたり、引き抜こうとしてしまいます。

傷口が治ってるならいいですが、傷口が広がったり感染症にかかってしまうリスクだってあるでしょう。

術後は普段以上にウサギさんを見守ってあげましょう。

 

③太りやすくなる

避妊手術のあと、ホルモンバランスの関係で、太りやすくなることが多いようです。

なので、餌の量など飼い主がしっかりと管理していく必要があります。

一般的には適正体重の3%程度が1日の与えるペレットの量になりますが、詳しくは獣医師さんや専門店の方に聞くと良いでしょう。

手術を頑張ったからいっぱい食べさせてあげよう!!と思う親心、とても分かりますがおデブちゃんになると病気のリスクが高まってしまうので、ウサギさんのためにも食事管理はしっかりしましょう。チモシー牧草をいっぱい食べてもらえるような環境を作ってあげるといいでしょう。

 

 

生後半年になったら避妊手術の計画を

生後1年以内に避妊手術を勧める理由

1年未満とする根拠は、手術に際しての技術的問題が理由であり、基本的には2才でも3才でも十分に意味はあると思います。極論を言えば、子宮卵巣に病変が発生していても、出血などの重篤な臨床症状が発生する前であれば手術をする意義は極めて高いと考えます。

技術的問題とは、生後1才を超えると多くの場合においては腹腔内に脂肪が急激に多量に沈着する傾向がウサギにはあるため、その結果として子宮や卵巣が探しにくくなり、なおかつ摘出しにくくなることが理由です。この問題に関しては、ウサギの避妊手術の経験の豊富な術者が慎重に手術をすれば何の問題も無く解決できますが、手術時間はやや延長します。

獣医さんは脂肪沈着の少ない生後6ヶ月頃をお勧めしています。

一般的に、どの動物病院でも生後半年から1年までの間に避妊手術を実施することを推奨しています。

理由は前述した通り、生後1才を超えると脂肪が増えて手術の時間がかかってしまうためです。

とはいえ早すぎてもいけません。獣医さんに止められます。

生後6ヶ月になるとしっかり成長して体調も穏やかになりそれなりに体重が増えているころだと思います。手術はウサギさんも体力を使いますので、元気でかつ脂肪がたまりすぎていない生後6ヶ月から1年の間がベストと言われています。

 

リスクは少しあるけどメリットはいっぱい!

やっぱり手術は怖いですよね。

自身が受けるのでも怖いのに、愛する我が子を他人にいじられるのは耐えられないって方もいるでしょう。

 

でも!!

 

獣医師さんはウサギさんのために頑張ってくれます!

保護者は獣医師さんを信頼して愛する我が子を託しましょう。

我が子が健康に長生きするために。

 

その為に、信頼できる動物病院・獣医師さんを探すのが大事です。

今ではインターネットでなんでも調べられる時代です。

付近の動物病院のホームページや口コミ、専門店の店員さん、ウサギさんを飼っている飼い主さんたちに聞いてみましょう。身近にいない場合はインスタグラムやTwitterなどSNSを駆使して教えてもらいましょう。みなさん親切に教えてくれますよ。

気に入った人気の動物病院・獣医師さんが見つかったとしても、人気の獣医師さん連日予約で埋まっていますので、早めに相談しに行くといいでしょう。

(うちの静子さんは1ヶ月待ちでした)

 

うちの静子さんの避妊手術日が決まりました!

2017年8月26日、静子さんをお迎えしたRabbit Ruruの店員さんや他のウサギ飼いの先輩たちにおすすめされた動物病院へ行きました。

ときわ動物病院

かなり清潔感のある病院で、診察台や施術室も清潔でした。

そして何より担当してくれる獣医師さんが真摯に受け答えしてくれ、静子さんには甘い声で声がけしてくれていたので、その先生に避妊手術をお願いすることにしました。

ただ、かなり大人気のためか、最短で1ヶ月後になるとのことでした。

というわけで、9月30日に避妊手術をすることになりました!

不安がないと言ったら嘘になりますが、獣医師さんたちを信頼していきます。

ホーランドロップのうさぎ静子20170831

それまでに好きな生野菜・果物探しのための試食会を開催。術後の粉薬を与えやすくするためとのことです。

静子さんはリンゴが大好物の模様。にんじんも好き。ウサギさんらしいなあなんて毎日デレデレしています。

 

一緒に頑張ろうね。

 

うちのかわいい静子さんのプロフィール

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

大阪府在住3羽と2匹のペットを飼うアラサー。 このブログでは私がこれまでに経験したことから今後経験していくこと、飼っている文鳥さんとうさぎさんと猫ちゃんのとても愛らしい姿、そして楽しい三十路ライフを迎えるための金策などを、誰にでもわかりやすくお届けしていく予定です。