ジムやエステと自宅の体組成計の数値には差が出るの!?

体重計

「なんでや!エステの時より体脂肪率が上がりすぎてる!食べすぎとかではないのに!てか計るたびに数値が変わるんだけど?」

あなたもこんな経験ありませんか?

エステに通っているときは日々の測定は体重のみを見てて気づきませんでしたが、ブログに毎朝の体組成計の測定結果を掲載し始めてからこの疑問で悩まされていました。

せっかくエステ最終日に体脂肪率11%台にまで減ったのに、数日も経たずして自宅の体組成計では12%~13%台を行ったり来たり。

暴飲暴食をしていないのにそんなにすぐ上がるものなの?とショックを受けていました。

そこで今回はジムやエステの体組成計と自宅の体組成計は何か違いがあるのかを調べてみました。

調べていくと、体組成計の違いの他に、測定のタイミングや正しい測定方法を知ることができたので、今回紹介していきます。

家庭用の体組成計は、体内の脂肪の量を測定しているわけではない

業務用の体組成計は全身を正確に測定できるスグレモノ

ダンディハウス体験

これはダンディハウスの店内の様子で、真ん中右側にあるものが体組成計です。

古い型なのか、ネットですぐには出てこなかったので、今回はタニタの類似品で解説していきます。

業務用体組成計 BC-108 (生産終了商品)

・右腕・左腕・右足・左足・体幹部の各部位ごとの体脂肪率・筋肉量が測定できるので、より詳しく体をチェックできます。

・全身の体組成と、それに基づく基礎代謝や内臓脂肪レベルを算出します。

・各項目の測定結果が印刷できます。

・印刷項目の設定が可能です。

・※体重の証明には使用できません。

メーカー希望小売価格 550,000円(税抜)

出典:タニタオンラインショップより

両足・両腕・体幹部の各部位の体脂肪と筋肉量を測定してくれるものです。

測定方法はインピーダンス法という、体に微弱な電流を流して抵抗値を測定する方法です。

この方法はほとんどの家庭用の体組成計でも採用されておりますが、家庭用との大きな違いは、家庭用では足元のみの電流の抵抗値を測定するものですが、業務用となるとグリップを手で握り手の電流の抵抗値も測定してより正確な数値を測定できるところです。

また、業務用の体組成計は家庭用の体組成計と比べて信頼性の高い情報をインプットしていることが多いです。

豊富な臨床試験に基づいて開発された高精度モデルを使用すると、より精度の高い数値を測定することができます。

出典:タニタオンラインより

ちなみにこれ、200万円するそうです・・・。

インピーダンス法って何??

先程軽く説明した程度だったので、もう少し深く説明していきます。

インピーダンス法の「インピーダンス」とは、「抵抗」という意味です。

体に微弱な電流を流して抵抗値を測定し、あらかじめ用意してあるデータとの照らし合わせや計算式などで体脂肪率などを測定するという仕組みです。

からだの中では脂肪はほとんど電気を通しませんが、筋肉に多く含まれている水分は電気を通しやすい性質があります。電気の通りにくさを電気抵抗といいますが、この抵抗をはかることで脂肪とそれ以外の組織の割合を推測することができます。

インピーダンス法のメリット

多くの業務用体組成計とほとんどの家庭用体組成計でインピーダンス法が採用されているのには理由があります。それは、

  1. 仕組みが簡単であること
  2. 仕組みが簡単なのでコンパクトな製品が製造可能なこと
  3. 微弱の電流を流す程度なので痛みや不快感を感じさせないこと
  4. 測定時間が早いこと

この4点がよく挙げられます。

しかし、インピーダンス法の性質のためできるデメリットもあります。

体内の水分量で体脂肪率は左右される

前述した通り、インピーダンス法は「脂肪は電気を通しにくく、水分は電気を通しやすい」という性質があります。

つまり、

体内の水分が多いときは、

電気抵抗が小さくなるため

体脂肪率は低く表示されます。

逆に、体内の水分が少ないときは、

電気抵抗が大きくなるため

体脂肪率は高く表示されます。

家庭用の体組成計は水分量で体脂肪率を測定している

一概にこう!と断定はできませんが、家庭用の多くは業務用まで精密に測定はできないようです。

1万円以下で買えるお手頃な体組成計の多くは、体内の水分の多さで体脂肪率の数値が左右されるようです。

脂肪に対する電気抵抗まで測定していると時間がかかりますからね。家庭用ですぐに測定できる理由はここにあるのでしょうね。

測定のタイミングによって体脂肪率が変わる!

「朝測定した時は体脂肪率が高めに出てたのに、食後に測定したら体脂肪率が下がった!!」

なんて経験ありませんか?

普通に考えると食後の方が食べ物の脂肪や糖によって体脂肪率が増えそうな気がするのに?となりますが、前述で述べたように体組成計の仕組みを知っていればナゾはすぐに解決します。

起床時や運動後は「体脂肪が高く測定されやすい」

起床時は、睡眠中に汗をかいたりして体の中から水分が抜けております。

また、運動後も運動による発汗で体の中から水分が抜けております。

体内の水分が少ないということは、電気抵抗が大きくなるので、体脂肪が多いと測定されてしまう、ということになります。

私は毎朝起床直後にトイレで用を足してから体組成計で測定しておりますが、体脂肪率が高く測定されるのも納得です。

食後や生理前は「体脂肪が低く測定されやすい」

一方、食後は食事によって水分をたっぷり吸収しております。

また、生理前は体内に水分を溜め込みやすい期間です。

体内の水分が多いということは、電気抵抗が小さくなるので、体脂肪が少ないと測定されてしまう、ということになります。

体脂肪率が高めに表示されても恐れるなかれ!

つまり、夕方にエステで測定してた数値と朝に測定した数値に大きな差が生じるのは仕方ない!!ってことですね。少し安心しました。

家庭用の体組成計は脂肪の量そのものを測定しているわけではないのだから、誤差が生じても納得いきますよね。

また、1日の間に体内の水分バランスは非常に変動が大きいため、タイミング次第では3~5%ほど変動していくようです。

なので、あまり数値で一喜一憂はしない方がいいですね。

大事なのは、体重や体脂肪率が増えた時、なぜ増えてしまったのかを食事内容・運動・行動などを振り返って、分析し、明日に繋げていくことです!

家庭用体組成計を選ぶポイント

体組成計による体脂肪率の測定の仕組みについてはお分かりいただけたと思いますが、

「それならより正確に測定できる体組成計が欲しい!!」と思いますよね。私は思います。

業務用の体組成計を買ってしまえば確実でしょうが、高いし・・・。

今回は家庭用体組成計を選ぶポイントに触れていきます。それは、

「使いやすいもの」

「体重の目盛りの単位が細かいもの」

です!!

使いやすい体組成計とは

「どんな体組成計が使いやすねん!」と思われるでしょうが、こればかりはあなたが試乗してみていいなと思ったものを買ってください!としか言えないですね・・・。

ちなみに、私が思う「使いやすい」体組成計は、

ボタンを押さなくても乗るだけで測定してくれるものです。

これ大事ですね。めんどくさがりの私には、毎回いちいち電源ボタンやスイッチを押すなんて無理です。足を乗せるだけで勝手に測定してくれるのはありがたいです。腰にも優しいです(笑)

あと、測定結果が見直しできるのは大事です。暗記苦手なので。

体重の目盛りの単位が細かいものとは

今では少ないと思いますが、500g単位であったり200g単位の体重計ではなかなか数字の変化がわかりにくいです。

最低でも100g単位のものを購入するようにしましょう。

ベストなのは50g単位のものです。より数字の変化がわかりやすくなります!

以下オススメされている体組成計のうち、3つだけピックアップしてみました。

充実した機能でお手頃価格!健康管理初心者にオススメ

安心と信頼のタニタの体組成計。

お手頃なお値段ですが、乗るだけで測定してくれる「乗るピタ機能」付。

私が実際に使用していますが、不満なく使えています。

最低限測定できたらいいかな程度で考えている人にはとてもコスパのいい商品だと思います。

高精度デュアル周波数測定!データがスマホと連携も

タニタが2016年から自信をもって売り出している体組成計がこちら。

こちらは体重の最小表示単位が50g単位です。体重の変化がより細かく分かりますね。

高周波電流と低周波電流の2つの周波数を使って高精度測定を実現させました。

医療分野や研究施設など業務用で使用されている高精度測定を家庭用として使う事ができるなんて贅沢ですね。

そして、世界初筋肉の質を点数としてチェックする機能が搭載されております。

筋肉を気にしている人にはうってつけの体組成計だと思います。

また、Bluetooth通信でデータをスマホアプリと連携する事ができます。自分でメモを取る手間が省けますね。

お値段は結構しますが、業務用でも使われている高性能な機能がふんだんに搭載されているので買って損はないでしょう。ほしい・・・。

「一番いいのを頼む」そんな人へ

先程紹介したRD-907の上位互換です。

お値段はビックリするほどですが、RD-907の機能に加えて、

部位別に体脂肪率・筋肉量・筋質点数が表示され、脈拍まで測定されます。

まるでジムやエステにある業務用体組成計のよう。

だれか私にプレゼントしてくれませんか?(懇願)

正しく体重・体脂肪を測定するためのコツ

もし毎日体組成計に乗ってデータを取りたいのであれば、テキトーな時間にテキトーに乗るだけではとてももったいないです。ぜひとも正しい乗り方とタイミングを覚えましょう。

体組成計に自分のデータを保存しておく

インピーダンス法は水分に対する抵抗値を測定するものですが、それには基礎データが必要になります。インピーダンス法を採用した体組成計で測定する際は、年齢・性別・身長などの設定が必要になります。

乾いた素足で測定すること

微弱な電気を流すため、電極に触れる部分は素肌である必要があります。

また、足の裏が濡れていると正確な数とが出ない為、もし濡れていたらしっかりと水気をふき取ってからにしましょう。

オススメの時間帯は「夕食前」

調べてみたところ、多くの体組成計メーカーやカウンセラーたちが測定のオススメ時間を「夕食前」と答えておりました。厳密には「空腹時」がいいようです。

理由は、食後や入浴後などに計測する場合、体内の水分の変化が大きくなることが予想され、測定に誤差が出やすいからです。

一番安定して測定できるのは入浴前の夕食前の空腹時でしょう。

毎日測定するなら同じタイミングで!

前述した通り、測定するタイミングによって体内の水分量が変わっていきます。そのため、毎日測定するのであれば、なるべく同じタイミングで計測するようにしましょう。

毎日バラバラのタイミングで測定していては、正確な数値の比較ができないからです。

私は、夕食を帰宅前に外食で済ませることがあるので、毎朝起きた直後に測定しています。

しかし、これでは体内の水分量が少ないタイミングで測定しているので体脂肪率が高くなりがちに。

ですが、今回調べて原因がわかったので、このことは割り切っていこうと思います。今後も毎朝測定していきます。

まとめ

ダイエットや健康管理に便利な体組成計。

仕組みがわかると数値の変化に一喜一憂することがなくなりますね。

大事なのは、体重や体脂肪率が増えた時、なぜ増えてしまったのかを食事内容・運動・行動などを振り返って、分析し、明日に繋げていくことです!

上手に使って健康に美しい体を手に入れていきましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

大阪府在住2羽と1匹の可愛いペットを飼うアラサー。 中小企業の経理で勤務。ブラック企業経験あり。 このブログでは私がこれまでに経験したことから今後経験していくこと、雑多な小技、飼わせていただいてるうさぎさん猫ちゃんのとても愛らしい姿、そして趣味のボウリングを多めにわかりやすくお届けしていく予定です。