お迎えしたトイガーの喜助くんの風邪が2週間長引いていました。
「ぷしゅん。ぷしゅん。」
お薬は毎日投与しているのですが、鼻水ずるずるが止まらない・・・。
早く良くなってくれるといいけど・・・。
風邪以外は健康な模様。けどもしかしたら慢性的に鼻炎になるかもとのことで・・・。
代わってあげたいなあ・・・。
そんな中私も風邪をひいてしまいましたorz
そのせいか、室内がいつもよりも寒いと感じていたのです。
「寒すぎる・・・!ちょっとエアコン止めよう!」
少し室温が上がって申し訳ないなと思うながらも寒さに負けてエアコンを止めました。
おかげで寒気がマシになったのですが・・・
おや?
喜助くんのくしゃみの回数が激減したのです。
もしかして・・・寒かった?
目次
1. 猫の適温について
人間の快適な室温は、夏は25℃~28℃・冬は18℃~22℃と言われています。
ちなみに、環境省が推奨するエアコン冷房時の設定温度の目安は28℃・暖房時の目安は20℃です。
猫ちゃんの適温は、人間には少し暑いぐらいの室温と言われています。
夏場、猫ちゃんにとって快適な室温の目安は28℃です。
長毛種ならもう少し低めに、短毛種ならもう少し高めにと猫に合わせて調節してください。
冬場に暖房をつけていくときは20~23℃ぐらいに設定しておきましょう。
猫ちゃんはとっても寒がりな動物です。
毛で覆われているから暑がりでは?と思うかもしれませんが、暑さ以上に寒さに弱いです。
もし夏場にエアコンをガンガンかけているのであれば、気を付けないといけません。
2. 猫にエアコンは必要なのか?
2-1. 設定温度より冷えていませんか?
猛暑の熱中症対策はもちろん大切ですが、夏場に注意しなければならない事がもう一つあります。
それはエアコンによる冷え過ぎです。
先ほど説明した通り、猫ちゃんは寒さに弱い生き物です。
夏場の室温は25°を限度にあまり下げすぎないよう注意してください。
また、ケージ内で飼育している場合はエアコンの冷気が直接当たっていないか気をつけましょう。
仮に26℃の冷房設定をしていても、冷気の通り道のポイントは24℃を下回っていたりするので注意が必要です(経験済)。
冬は最低でも18°を目安に猫に合わせて調節してください。
暖房だけでなく、ペット用ヒーターや保温性の高い柔らかい毛布を猫用に用意すると良いでしょう。
猫は人より地面に近い分、床からの冷気で体が冷えやすくなります。
フローリングには絨毯などを敷き、熱の逃げにくい部屋づくりを心がけましょう。
冬場、暖房器具を使う時はいくつかの点に注意が必要です。
まず、ストーブや電気カーペット、床暖房は低温やけどを起こしやすいので猫が直接触らないようガードを置いたり、間に毛布を敷きましょう。
そして、暖房器具の使用は、空気が乾燥しやすいので脱水症状にも注意が必要です。
濡れタオルや加湿器を使って湿度を調節してください。
冬場の乾燥した空気は、ねこ風邪の原因にもなります。
十分な対策をとりましょう。
2-2. 子猫はもう少しあたたかく設定してあげたい
生まれて間もない子猫は成猫より少し高めに室内の温度を調節すると良いでしょう。
猫ちゃんに限らず赤ちゃんは寒さに特に弱いです。
寒すぎることが原因で命を落とすこともあります。
段ボールなどで断熱し、子猫のいる空間を30°前後に保ちましょう。
生まれたばかりのうちはまだ動き回る範囲は狭いので、室内全体をこの温度にする必要はありません。
寝床の周りをタオルや湯たんぽを使って調節してください。
子猫のための室温の調節には、湯たんぽを使うと湿度も調節しやすく便利です。
ただし、湯たんぽのお湯の温度を高くしすぎると低温やけどの心配があり、大変危険です。
湯たんぽには40°前後のお湯を入れ、子猫が直接湯たんぽに触れないようタオルなどで巻いておきましょう。
湯たんぽの温度は、母猫の体温を基準に考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
成猫の平熱は38°~39°です。
子猫はこの母猫と同じ温度を感じられる環境が一番居心地がよく、安心できます。
子猫が元気に動き回るまで成長すれば、成猫と同じ室温で快適に過ごせます。
子猫のいる空間で温度以外に気を付ける点は、湿度と光量です。
子猫のいる寝床は、直射日光はさけて湿度は60%前後に保ちましょう。
2-3. エアコンを賢く使って猫の健康を保つ
「猫にエアコンは必要なのか?」の問いに対し、
私の家では絶対に必要と言いたいです。
もちろん家の質や飼育状況によって一概には言えませんので私の意見を鵜呑みにせず、ご自分の家庭にはエアコンが必要かどうか考えていただけたらと思います。
まず、私の家でエアコンが必要な理由は二つあります。
- 夏場に冷房をつけていない時がかなり暑かった。
- うさぎを飼育している。
一つ目の理由については引越し前の部屋の下見で気づきました。
窓は東向きで朝日を室内に直接取り込むことができます。
そのため朝から昼にかけてすぐに室温が上昇するようで、お昼ごろにへりゃの下見に来たときは室内は灼熱でした。不動産屋さんも思わず冷房をつけたくらいです。
真夏で冷房を使わないと、室温は気温と変わらず35℃を超えると思います。
こんな暑い中とてもじゃないけど生活できませんよね。
カーテンを閉めて換気など風の通り道を作ればある程度はマシにはなりますが、とてもじゃないけど居心地のいい空間ではないです。
猫ちゃんだって暑いところは苦手です。ヒトと違って汗をかいて体温調整は出来ません。
熱中症の危険もあるので、冷房を使うことは避けられません。
二つ目の理由として、私はホーランドロップイヤーといううさぎさんを飼っています。
おてんば娘の静子さん、ほんと可愛い娘です(親バカ)。
うさぎさんの快適温度は18~24度といわれています。気温が28度以上になると熱中症を起す恐れがあり、15度以下になると、体調を壊す恐れがあります。
うさぎさんは猫ちゃんよりも暑がりで温度管理にはシビアになります。
そのため、我が家では夏と冬は24時間エアコンを動かしています。
(もちろん猫ちゃんとうさぎさんは別室で飼育しています)
電気代より我が子の命です。
これが私の個人的な理由によるエアコンが必要なワケになります。
また、エアコンは使い方さえ誤らなければ猫ちゃんが快適に過ごせる空間をすぐに作ってくれます。
猫ちゃんの過ごしやすい室温に設定して、エアコンの空気が直接当たらないように気を付けてあげましょう。
喜助「あそこから風が吹いてるけど寒いです」
私「申し訳ありません・・・」
ただし、室温の調節にエアコンやストーブといった空調設備はとても便利ですが、多用すると部屋が乾燥してしまい猫の体にはあまり良い環境とは言えなくなってしまいます。
猫ちゃんにとって快適な環境を作るには、室温だけでなく乾燥にも気を付けなければいけません。
猫ちゃんにとって過ごしやすい湿度はおよそ60%です。
乾燥は風邪や肉球のアカギレの原因になりますし、多湿は毛皮が蒸れて菌が繁殖したりカビが発生するなど衛生面で良くない問題が起きる心配があります。
エアコンやヒーターで室内温度を調節するときは部屋が乾燥してしまわないように同時に加湿器を使用したり、濡れタオルをかけて室内の湿度を調節してください。
当然ですが、エアコンはキレイな状態を保ちましょう!
2-4. エアコンの温度設定を改めたら
恥ずかしい話ですが、我が家のエアコンの温度は喜助くんには寒すぎでした。
今までうさぎさんとヒトの合理的な適温を目指して、26℃の冷房運転をしていましたが、これが間違いでした。
私が風邪をひいてはじめて、風邪ひきにはこれは寒いなと感じました。
ケージの横にプラズマクラスターさん(空気清浄機)に気温と湿度が表示される機能がある事を思い出して、気温を表示させたらびっくりしました。
24℃になっているではないですか!!
喜助くんごめんね・・・。寒かっただろう・・・。
喜助くんはリビングで過ごしているのですが、寒いと感じてエアコンをオフにしました。(隣の寝室は引き続き26℃の冷房設定)
すると、それまで鼻水を飛ばすほどくしゃみをしていたのに、その回数が激減しました!
やっぱり冷房のかけすぎがいけなかったんだ!ごめんよ・・・。
喜助くんの風邪が良くなるまではリビングの冷房は控えます。
寝室から涼しい空気が流れてくるので室温が30℃を超えることはないと思いますが、もし暑くなったら喜助くんに負担をかけない程度にエアコンを使わなきゃいけませんね。
我が子ファーストです。
3. まとめ
飼い主さんと同じく猫ちゃんにも暑さや寒さはつらいものです。猫ちゃんにとってより良い環境で生活し、お留守番ができるように飼い主さんはちょっとした心かけをしてあげることが大切ですね。